Format: Eurorack
Width: 18HP
Depth: 45mm
Current: 50mA@+12V, 44mA@-12V
Manual PDF(English)
※Buchla&Tiptop AudioシリーズはBuchla200シリーズをユーロラック化したモジュールです。ユーロラックで使いやすいようオリジナルのBuchlaとは次の点が異なります。
- 全て3.5mmモノジャック(バナナナットのジャックにも通常の3.5mmTSモノケーブルを使用します)
- 音階用ピッチCVは1V/Oct
- オーディオは10Vppでユーロラック同等
- CVは0-10V
285t Frequency Shifterは、オーディオ信号やサンプル、音声信号などをプロセスするための興味深いモジュールです。上段のフリーケンシーシフターと下段のバランスドモジュレーター(リングモジュレーター)で構成されます。
フリーケンシーシフター
このセクションでは、Signal入力に入った信号の各倍音成分を、内蔵レファレンスオシレーターの周波数分だけ加算、または減算します。レファレンスオシレーターの周波数はCVでコントロール可能です。また内蔵レファレンスオシレーターではなく、スイッチを切り替えるとref入力にパッチされた外部信号を使用することも可能です。周波数を加算したシグナルが"sum"から、減算したシグナルが"difference"から出力され、これらを左右に配置することでステレオ効果を得ることも可能です。
※フリーケンシーシフターはピッチシフターとは異なり各倍音に一定の周波数を加算／減算するので、元の音のピッチ感は崩れていきます。例えば100Hz, 200Hz, 300Hz... と続く倍音系列を50Hzのサイン波でシフトすると150Hz, 250Hz, 350Hz...となり、もとの1倍、2倍、3倍...の関係を保てません。
バランスドモジュレーター
下部のバランスドモジュレーターは、強さの調整の効くリングモジュレーターです。"signal"入力にキャリアシグナル、"ref"入力にモジュレーターシグナルを入力すると、リングモジュレーションされた信号が"ring"から出力されます。リングモジュレーションの掛け算の強さを"amplitude"によってコントロールできるのが"variable"シグナルです。amplitudeはCVでもコントロール可能です。
