Ritual Electronics Crime II
Format: Eurorack
Width: 4HP
Depth: 25mm
Current: 9mA@+12V, 7mA@-12V
Format: Eurorack
Width: 4HP
Depth: 25mm
Current: 9mA@+12V, 7mA@-12V
MiasmaにCrimeエキスパンダーを接続することで、ディストーションの音色を決定する6種類のダイオードの組み合わせを選択できます。また、Miasmaのコアにアクティヴ・ローパスフィルターとレゾナント・ハイパスフィルターを追加します。
最上部の' Diodes 'ロータリー・スイッチを使って、ダイオードの組み合わせを5種類から選ぶことができます。いくつかは対称、いくつかは非対称のディストーションを提供します。
また、' Ⅵ 'の位置はCrimeのヘッダに対応しており、任意のダイオードを取り付けて使用することができます。なお、このヘッダにダイオードを取り付けない場合は強烈な歪みを得ることも可能です。
ディストーション・コアのローパス・フィルターは、特にMiasmaのフィードバックが鳴き始めた際に高周波を抑えることができます。わずかに共鳴するハイパス・フィルターはローエンドの処理、または突き刺すようなノイズの作成に使用できます。
Crimeを接続するには、Miasmaのヘッダにあるダイオードを取り外して同梱のケーブルを使用します。 これにより、新しいディストーション・サウンドの探求のためにダイオードを交換する際、Miasmaをケースから取り外す必要がなくなります。
なお、電圧降下はダイオードごとに異なるため、結果となる出力レベルが増減します。レベル補正にはMiasmaのLevelトリマーを使用できます。
Miasmaは、2つのダイオードを使って信号を整流します。これらのダイオードはサウンドの特性を定義します。
ダイオードによって作成されるディストーションの形状が変化します。波形の極性ごとに1つずつのダイオードを使用することで非対称のディストーションが得られます。 ダイオードは、ディストーションのサウンドとフィードバックの質感、および音程に影響します。消費電流と電圧はダイオードごとに異なるため、構成によって出力レベルが増減します。
Crimeは、5つの異なるダイオードを使用します。
Diodesエンコーダー' Ⅵ 'の位置では、Crimeのヘッダに取り付けた任意のダイオードを使用するか、または未接続で演奏できます。
これらのダイオードは' 音量 '順に配置されています。' Ⅰ 'の位置から' Ⅴ 'へと進めるとダイオードの電圧降下が減少し、結果となるサウンドの音量が次第に大きくなります。
ローパス・フィルターは、ディストーションのゲイン・セルのコンデンサを切り替えてキャパシタ値を変更することで、コーナー周波数を変化させます。 このフィルターはMiasmaのフィードバックが鳴き始めた際、またはディストーション・ペダルにあるToneノブのように高周波を抑えたい場合などに便利です。
ハイパス・フィルターは、特別なレゾナント・ハイパス回路の抵抗を切り替えます。レゾナンスの量は周波数に依存します。つまり、スイッチの位置を上げれば上げるほど共振が強くなります。入力信号とフィードバックの設定によっては、フィルターが自己発振する場合があります。
Crimeは、ダイオードのある場所、Miasmaの第1ゲインステージに接続されます。続いて信号は他の幾つかのゲインステージを経ることで色付けされ、最後にブレンド回路に入ります。Crime出力は、これらの回路による特色づけが必要ない場合に使用します。この出力は、あらゆる装飾を排除し、生々しく暴力的で無骨な信号にフォーカスします。
また、選択したダイオードの組み合わせや使用する入力信号によって、この出力で20Vppの信号を得ることも可能です。