Joranalogue Orbit 3
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 30mm
Current: 70mA@+12V, 65mA@-12V
Manual Pdf (English)
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 30mm
Current: 70mA@+12V, 65mA@-12V
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Joranalogue Orbit 3は、カオス理論で用いられる古典的なダブルスクロール・アトラクターをユーロラック・モジュラー環境に最適化することで、コントロール性と反復性に優れた、ナチュラルな不規則性を持つ信号を提供するカオス・オシレーターです。
低周波モードとオーディオ周波数モードのどちらでも動作するOrbit 3は、3つの出力ペアから様々な波形を生成します。各出力の電圧は、このモジュールの回路が構成するダブルスクロールアトラクターに従って変化します。ダブルスクロールアトラクターは2つの平衡点を中心とする3次元空間における粒子の軌道を表すものと解釈できます。(検索するとこのアトラクターの動きが直感的に分かります)
Orbit 3では、このアトラクターモデルのパラメータとなる、平衡点の位置、軌道の分布、および移動速度を全てマニュアルで、または外部電圧でコントロールできます。また、温度保証型の1V/Octピッチ・トラッキング能力により、風変わりながら生き生きとした、正確なオーディオ・オシレーターとしても機能します。
単純なランダムよりも高いコントロール性と反復性を提供することで、機械的な音楽に自然な不規則性をもたらすOrbit 3のインターフェイスは、シンプルながらも効果的なパラメータのセットで構成されています。
下の画像は、6つの出力のうち2つの出力のみを使用し、様々なパラメータ値で3D軌道を2次元に投影したときに生じる典型的な形状を示しています。これらの画像は、実際に動作中のモジュールの出力をキャプチャしたものに基づいています。
Orbit 3、ゲート型信号スイッチ、1台のオシレーターを使って、交互にカオス変調される2つのボイスを作成します。セレクタ・スイッチを使って、2つの異なる波形出力をパッチします。Orbit 3を低周波モードに設定し、Z出力の1つでオシレーター周波数をモジュレートします。次に、EP出力をスイッチのゲート入力にパッチします。スイッチが2つの波形をサイクルさせ、それぞれの波形は異なる中心ピッチで変調されます。
Orbit 3には、様々なフィードバック・パッチングが存在します。例えば、X出力のいずれかをFreq入力にパッチし、モジュレーション量を最大に設定することで、Z出力の波形がサイン波ではなくノコギリ波のようになります。フィードバック・パスと出力の組み合わせにより、様々な音色が得られます。
通常の作動時に各パラメーターを実験することで安定したポイントを簡単に見つけることができますが、EP出力をリセット入力にパッチすることで、Orbit3を安定して発振させることができます。オシレーター周波数は通常通りコントロールできますが、分布と平衡点のパラメータを調整することで、オーディオ周波数モード時では知覚できるピッチが段階的に変化します。Tameモードに設定することで最良の結果を得られます。