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XAOC Devices Batumi

現在取り扱いしておりません
使い勝手の良いコンパクト高精度な4チャンネルLFO!

Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 45mm
Current: 45mA@+12V, 15mA@-12V
Manual pdf (English)
XAOC Deviceのページ(ファームウェアはこちらからダウンロードしてください)

MUSICAL FEATURES

Batumiは、コンパクトで高精度にこだわった4チャンネルLFOです。次のような特徴があります。
  • 4つのLFOはスライダーと対応したCVコントロールを搭載
  • 中心の小さいボタンによって、4つのモードをグローバルに切り替えて使用。
  • SINE/SAW/SQUARE以外にも、ジャンパーで設定した波形も出力可能。
  • RESET/SYNCインプットは、入力トリガーをLFO波形のリセット(いわゆるオシレーターシンクのように、波形の途中でもリセットします)か、LFOがクロックに同期した各波形を出す(初期設定)かをジャンパーで切り替えられます。
  • ズーム機能で正確な周波数設定が可能。中心のボタンを長押しするとズーム設定になり、周波数を細かく設定できるようになります。
  • ズーム設定を抜けると、スライダー位置とスピードが対応しなくなっています。そのようなチャンネル下のLEDが点滅します。スライダーを動かしてもとの位置を通過するまでスライダーの動きは反映されません。
  • ファームウェアアップデート用USBコネクタ搭載
  • スライダーで設定できる周波数の範囲は0.01Hz-100です。ただしFreq CVを用いると範囲は53分-500Hzまで広げられます。

Interface

 
マウスオーバーで各部の説明が表示されます  


各モードの詳細は次の通りです。
  • FREE:4つのLFOが独立して連続的にスピードを変えられるモード。スライダーとCVはスピードをコントロールします。
  • QUADRATURE:各チャンネルから、位相が90°ずれた、同じ速さの4つのLFOを出力します。スライダーとCVはCH1がLFOのスピードをコントロールし、CH2~4は各チャンネルのLFOの大きさをコントロールします(CH1は大きさのコントロールができません)。PHASEモードでも同等の位相のずれは実現できますが、スライダーとCVの役割が違います。
  • PHASE:各チャンネルから同じ速さのLFOを出力します。スライダーとCVはCH1がLFOのスピードをコントロールし、CH2~4はCH1のLFOに対する位相(LFOスタートのタイミング)の差をコントロールします。
  • DIVIDE:LFO2~4はLFO1をクロックディバイドした速さのLFOが出力されます。分割数は2,3,4,8,16,32です(フェースプレートにも記載)。スライダーとCVはCH1がLFOのスピードをコントロールし、CH2~4はCH1に対する分割数をコントロールします。CH1のSYNC入力に同期用クロックを入れればクロックディバイダー兼LFOとなります。DIVIDEモードのZoomでは、クロック分割数に0~3が足し引きされます。

モードごとの各チャンネルの波形の例


Batumiではシンプルな波形が出力されますが、次のような方法で複雑な波形のLFOも生み出すことができます。
  • PHASEモードにし、LFO間、または単体のLFO自身の位相にモジュレーションを掛けることで速さを変えないまま波形を変形できます。(アッテネータが必要になりますが別途用意するかEXPERT FIRMWAREをインストールしてCVアッテネータ機能にアクセスしてください)
  • 外部のユーティリティモジュールを複数組み合わせることで更にシグナルを作りこむことができます。利用できるモジュールは無数にありますがロジックやオフセット、アッテネータ、サンプル&ホールド、コンパレーター、ミキサーやVCAなどが便利です。
複雑な波形は、モジュレーションはもちろん、サンプル&ホールドすることでシーケンスCVとして使用したりランダム電圧と組み合わせて生成的なパッチを生み出すにも重宝します。 Batumiはそのようなパッチの出発点となるLFO集としても最適です。
 

Firmware Update

※2016年2月以前にお買い上げの方は、下記の方法でアップデートしてください。

基板上のUSB(mini-B)ジャックを使用し、ファームウェアアップデートが可能です。以下の手順でアップデートしてください。※USBケーブル等はご自身でご用意ください。
  • XAOC Deviceのページからファームウェアをダウンロードします。
  • Batumiは電源を切った状態でユーロラック電源から外します。USBケーブルはまだ挿さないでください。
  • 4つのスライダーを全て一番下まで下げます。
  • アップデート時のみ、基板裏の"UPDATE"ジャンパーをONにしてください(ジャンパーは、SYNCなどで使用しているものを一時的に流用しても構いません)。
  • ダウンロードして解凍したZipファイルからXaoc Firmware Update Tool Win.exe(Win)もしくはXAOC Firmware Update Tool(Mac)を起動し、指示に従って進めます。途中でUSBケーブルをBatumiに挿すように指示されます。
  • アップデートが終わったらジャンパーをUPDATEポジションから外し、必要であれば元の位置に戻してください。

Expert Firmware!

Batumiには、機能や使い勝手を更に拡充した"Expert Firmware"が存在しますが、デフォルトでは搭載されていないので、インストールする必要があります。XAOC DevicesのBatumiのGithubページから、"ALT FIRMWARE"をダウンロードし、上記のステップに従ってインストールしてください。

EXPERT FIRMWAREでは主要な機能は全て残されていますが、通常よりバグが多く含まれる場合も考えられます。使用に問題がある場合は同ページから"Factory Firmware"をダウンロードして戻してください。

追加機能は以下の通りです。専用のマニュアルがファームウェアのZipファイルに含まれますのでそちらもご覧ください。
  • ランダム波出力: MODEボタン2秒押しでSAW出力からランダム波を出力するようになります。ランダム波の波形はランダムのタイプとステップ/スムースの切り替えをジャンパーで行います。
  • QUADモード: 各出力からは、それより右のLFO(位相が90度ずつずれています)をスライダー・CVでミックスした波形が出力されるようになります。以前のQUADモードは、PHASEモードでスライダーを一番上に上げると同等になります
  • 充実したZOOMモード: ZOOMページでは、最後に触ったスライダーのチャンネルについて、以下のパラメータを設定します(全モード共通)。MODEボタンを0.5秒押してZOOMページに入ってスライダーで各パラメータを調整してください。
    • スライダーやCVでコントロールするパラメータ値の微調整(CH1スライダー)
    • SINEとSAW出力のレベル(CH2スライダー)。QUADモードではクロックディビジョンを設定できます
    • メインパラメータCVのアッテネータレベル(CH3スライダー)
    • 出力LFOの位相(CH4スライダー)。PHASEモードではクロックディビジョンを設定できます
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