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Intellijel Designs Cascadia

¥368,000 (税抜 ¥334,545)
モジュラーならではの多くの機能までをも統合した、スタンドアロンタイプのハイスペックセミモジュラーシンセサイザー

フォーマット: スタンドアロンセミモジュラーシンセサイザー(電圧はユーロラック互換)
最大高さ66mm (ゴム脚、ノブ含む) x 幅348mm x 奥行き246mm
筐体は粉体塗装、オリジナルのオーク材のサイドパネルを使用
14本のアソートされたパッチケーブル、USB-AからUSB-Cへのケーブル、およびACアダプターが付属しています。

マニュアル: English Manual (PDF)
ファームウェア Mac用 | Windows用
MIDI用Config App Mac用 | Windows用

MUSICAL FEATURES

Cascadiaは、東海岸と西海岸スタイルを統合した豊富な機能を備え、深く柔軟なパフォーマンス志向のセミモジュラーシンセサイザーです。Intellijelの長年のモジュラーシンセへの取り組みを一つの音響的可能性のパッケージにまとめ上げました。

Cascadiaはパッチケーブルを1つも挿入しなくても、多くの機能がミュージシャンに自然に使えます。Cascadiaのデフォルトのシグナルパスは考え抜かれたものですが、さらに深めたい人にとって、多くのパッチポイントを使ってシグナルを再ルーティングすることで新たなサウンドが可能になります。

セミモジュラーシンセにありがちな機能の省略は全くなく、各セクションはスイッチや多くの入出力を搭載することで、ユーザーは非常に多岐にわたるシンセシスオプション、モジュレーションオプションを利用することが可能です。特に中段のユーティリティセクションは選りすぐりのオプション機能の集合体で、これらを使いこなすことでセミモジュラーの枠を大きく超えた使い方が出来るようになります。

Cascadiaをできるだけ柔軟にしたかったので、オンボードエフェクトを搭載するのではなく、外部エフェクトデバイスを完全に統合して制御できる機能を持たせました。これにより、お気に入りのペダルをシグナルチェーンの好きな場所に組み込むことができます。また電圧はユーロラック規格に準拠しているため、外部モジュールを使用してCascadiaの機能を更に拡張することができます。

パネル構成と特徴

  • 2つの精密なアナログVCO (VCO A / VCO B):
    VCO Aは、専用のインデックスVCA、サブオシレーター、PWM、ソフト/ハードシンクを備えたスルーゼロFM対応です。VCO Bは、4つの同時出力を持つVCO/LFOのコンボです。
  • 6チャンネル波形ミキサーセクション (MIXER):
    2つの入力は外部入力も可能。複数のアルゴリズムを持つノイズジェネレーター搭載。ミックス出力はオプションで非対称ソフトクリッピングが可能
  • 液体のようなサウンドを持つ、カスケード4ポールマルチモードフィルター(VCF):8つのモード:LP1、LP2、LP4、BP2、BP4、HP4、NT2、Phazor。LP4およびHP4の専用出力付き。入力レベルノブ。アッテネータ付きの複数のFM入力およびQM入力。
  • ウェーブフォルダー回路(Wave Folder):
    ウェストコーストスタイルの並列ウェーブフォルダー。フィルターと並列にVCAの補助入力にノーマライズされています。
  • デュアルデジタルエンベロープ (ENVELOPE A / ENVELOPE B):
    ENV Aは、ホールド機能と動的レベル/時間制御を備えた、多機能なイーストコーストスタイルのADSR / AHDSRエンベロープジェネレーターです。VCAやFM indexにノーマライズされており、すぐにサウンドを形作ることができます。
    ENV Bは、ウェストコーストスタイルのAR/ASR/サイクリングAR、ビート同期可能なLFO、バーストジェネレーターモードを持つ複雑なマルチモード機能ジェネレーターです。フィルターにノーマライズされており、パッチングなしで瞬時にFMが可能です。
  • VCAと出力経路 (VCA A):
    VCA Aは、補助入力付きのリニアVCAです。その後オーバードライブ回路とバイパス可能な非対称ソフトクリッピングを備えたグローバル出力ミキサーを通過します。
  • ユーティリティセクション:Cascadiaならではの充実したユーティリティセクション。ここを上手く使うことで音色や音の動きのバリエーションが無数に広がるでしょう。
    • S&H: ホワイトノイズが入力にノーマライズされたサンプル&ホールド回路。
    • SLEW/ENV FOLLOW: スルー/エンベロープフォロワー。
    • MIXUVERTER: 複数の出力を持つアッテネューター/ミキサー。
    • LFO X/Y/Z: レート制御、レート入力、ディバイド出力を持つトリプル・トライアングルLFO。
    • MULTS: トリプル・バッファード・マルチプル。
    • SUM: プレシジョン・アダー。
    • INVERT: 信号インバーター。
    • BI+UNI: バイポーラー > ユニティ・レベル・シフター。
    • EXPR SRC: FXペダルのTRSエクスプレッション入力を変調するためのエクスプレッション・レベル・コントロール。
    • RING MOD: リング・モジュレーター。
    • VCA B / LPF:  追加のダイナミクスのための補助VCAおよび4ポールダイオード・ラダーVCFの組み合わせ。
  • 上段セクション:
    • 簡単にアクセスできるピッチ、ゲート入力
    • ペダル・センド&リターンFXループセクションはウェット/ドライ・コントロール、位相インバーター、ライン/ペダルレベルスイッチ付き。
    • オーバードライブ付き出力ミキサー。
    • 他のモジュラーギアとのインターフェース用のユーロラックレベルメイン出力レベル制御
  • MIDI > CVセクション:
    背面から入力されたMIDI信号を8つのアサイン可能なCVに変換して出力します。専用アプリから柔軟な設定も可能です。LFOやCLKはMIDIを接続していなくても使用可能です。
    • MIDI ピッチ/ベロシティ出力とLearnボタン
    • MIDI Gate / Trig 出力
    • MIDI CC / Mod 出力はLearnボタンで任意のCCにアサイン可能
    • MIDI LFO — MIDIクロックまたは対応するボタンによるタップクロックに同期したマルチモードLFO
    • MIDI CLK ディバイド可能。対応するボタンによりタップクロックとしても使えます。
  • 背面パネル:
    • 1/4インチステレオヘッドホンジャック
    • 1/4インチラインレベルバランス出力
    • 外部のラインレベルをCascadiaで処理するための ¼” バランス入力(パネル上Line Inへ結線)
    • 1/4インチTSペダルエフェクトセンドリターンジャック、および1/4インチTRSエクスプレッション出力
    • MIDI DIN In/Out/ThruおよびUSB-MIDI

How To Use

パネルの記法は次の通りです。

  • スライダーは白がパラメータの直接コントロール用、グレーはアッテネータまたはアッテヌバータです。アッテヌバータの場合はスライダーの中心位置に0位置を示す線が書かれています
  • ジャックはハイライトされたジャックが出力、されていないものが入力です。
  • 吹き出しのある入力ジャックは、パッチされていない時には吹き出し内に書かれた出力からの電圧が内部結線されています。
  • 近いジャックの場合、内部結線は矢印で示されることもあります。

内部結線により、Cascadiaはパッチングなしでも音を出し、CV/Gateシーケンサーやキーボードでコントロール可能です。本体左上のEXT INのPITCHとGATEにパッチすれば、内部結線によって構成されたシンセボイスのサウンドが背面パネルのLINE OUTや右上のMAIN OUTから出力されます。

そしてCascadiaはパッチングによりその音作りの可能性を飛躍的に高めることができます。クラシックなイーストコーストとウェストコーストのシンセサイザーブロックのミックスが詰まっており、想像力を働かせて、好きなようにモジュールをパッチしてください。アーキテクチャに小さな変更を加えるか、Cascadia全体のルーティングを大きく変えるかはあなたのパッチング次第です。

Interface

パネル構成は、上下にスライダーが配置され、ジャックがメインとなるセクションが中心に配置されています。こうすることでスライダー操作の際パッチケーブルに邪魔されることが減り、パフォーマンス性を大きく向上させることができます。 


マウスオーバーで各部の説明が表示されます

MIDI Config App

CascadiaのMIDI機能のさまざまな側面を、Intellijel Configアプリを使ってカスタマイズすることができます(MacとWindowsの両方で利用可能)。このアプリはIntellijelウェブサイトからダウンロードできます。

System Region

赤い背景の左の列はシステム領域であり、希望するIntellijel MIDIデバイス(今はCascadia)を選択し、接続するために使用されます。また、さまざまな保存された設定のインポートとエクスポートも行います。上から下へ、以下のオプションが利用可能です。

  • MIDI Input: ドロップダウンのMIDI入力リストから、設定したいMIDIデバイスを選択してください。
  • MIDI Output: ドロップダウンのMIDI出力リストから、設定したいMIDIデバイスを選択してください。注意:コンピュータとCascadia間の双方向通信を有効にするには、MIDI入力とMIDI出力の両方のメニューでCascadiaを選択する必要があります。
  • Connect/Disconnect: このボタンをクリックして、MIDI入力とMIDI出力メニューで選択されたデバイスに接続します。接続されると、このボタンは「切断」ボタンに変わります。
  • Refresh Devices: Intellijel Configアプリがどのデバイスからも切断された状態で、これをクリックしてMIDI入力とMIDI出力の列に提供される利用可能なMIDIデバイスのリストを更新します。
  • Update from Device: デバイスに問い合わせるためにクリックします。これは例えば、Intellijel Configアプリに接続された状態でCascadia自体でMIDI機能の設定を行う場合などに便利です。Update from Deviceボタンを押すと、デバイスからの最新の設定でIntellijel Configアプリが再度表示されます。
  • Import: このボタンをクリックして、ディスクから異なるCascadiaの.xml形式のシステム設定をインポート(読み込み)します。システム設定は、Exportボタンを使ってディスクに保存することができます。
  • Export: このボタンをクリックして、現在のCascadiaシステム設定をコンピューター上の.xmlファイルとしてエクスポート(保存)します。
  • Reset Settings To Defaults: このボタンをクリックすると、Cascadiaが工場出荷時のデフォルト設定にリセットされます。

ファクトリーリセットを本体で行う場合、次のようにしてください。

Cascadiaの電源を切ります。
Cascadiaの電源を再度入れる間、MIDI CLK ボタンを押し続けます。
Cascadiaは工場出荷時の状態に戻り、すべての割り当て可能なパラメータオプションがデフォルトにリセットされます。

Config Region

右側のCascadia Config列(白い背景)を使用して、System RegionのMIDI InputおよびMIDI Outputメニューで選択されたCascadiaのさまざまなMIDIおよびシンセ関連パラメータを設定します。列の上部には、選択されたデバイスの名前と現在のファームウェアバージョンが表示されます。以下はいくつかのセクションに分かれたすべての利用可能なパラメータです。

  • MIDI Voice: CascadiaのMIDIチャンネル、ノート優先度、ピッチベンド範囲、チューニング、およびトリガー長を設定します。
  • MIDI CC Output: Outputタイプ、CCナンバー、CVのポーラリティ等を設定します
  • MIDI MOD Outpu t: Outputタイプ、CCナンバー、CVのポーラリティ等を設定します
  • MIDI LFO: LFOの形状、クロックディビジョンを設定します
  • MIDI/Tap Clock: クロックモードやクロックディビジョンを設定します。
  • MIDI Out Config: MIDI OutとUSB MIDIのOutでタップクロックを出力するかどうかを設定します。
  • Synth (Advanced): Env B Burst Shape, EnvB LFO SYNC Rates, Envelope Stage Outputs, Alt Noise Typeといった進んだ設定を行います


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