Quad LFOは4チャンネルの波形可変なLFOモジュールです。Frequency、Phase、Shape、Distort、Levelといった波形パラメータに加え、スイッチで選択するようなパラメータもチャンネルごとに設定できます。下部のLFO選択ボタンでチャンネルを選択してからエディットしてください。
設定時間はSlow/Fast/Tempo Syncからスイッチで切り替えられ、Tempo Syncの場合は入力クロックに同期した形で時間を設定します。スライダーで設定するパラメータは次の通りです。
- Frequency: LFOスピードのコントロール
- Phase: 波形スタートのタイミングのコントロール
- Shape: sine〜ramp〜saw〜pulseの波形間をモーフィングするコントロール
- Distort: FOLD〜BIT CRUSH〜NOISEのように汚れた要素をLFOに加えるコントロール
- Level: 出力波形の大きさのコントロール
"Follow"や"Trig"はエンベロープごとにLFOのトリガーモードを切り替えます
CH2〜4でFollowを押して点灯させると、スピードはCH1と等しくなります。Phaseは独立に設定できるので、同じスピードで互い違いにでるようなLFO(クアドラチャーモード)が実現できます。Trigを押して点灯させると、LFOはゲート入力で1サイクルだけ出せるワンショットモードで動作します。
Quad LFOにはクロック入力があり、スライダーパラメータの操作を、クロックに同期した16ステップでチャンネルごとに記録し、ループすることが可能です(
オートメーション)。記録するチャンネルを選択し、RECORDボタンを押しながらスライダーを動かしてください。記録したパラメータの変化はスムージングして反映されますが、ステップごとに階段状にオートメーションさせたい場合はRecordボタンを押しながら対応チャンネルのボタンを押すことで階段状/スムージングを切り替え可能です。CLEARを押しながらスライダーを動かすとオートメーションがクリアされます。リセット入力はオートメーションのシーケンスのリセットに使用します。オートメーションのシーケンス方向はチャンネルごとに変更可能です。
またVarigate 8+/4+との連携も可能で、同じ電源バスをシェアしている場合には以下のことが可能になります。
- CLKにパッチしていない場合、Varigateのクロックによってオートメーションが進みます
- Varigate側へのプリセットの保存: Varigate側でSaveすることで、Varigate側にオートメーションのシーケンスを保存できます。この時記憶できるプリセット数はVarigate側に依存します