Rossum Electro-Music Assimil8or
Format: Eurorack
Width: 28HP
Depth: 25mm
Current: 220mA@+12V, 30mA@-12V
Quick Start Guide (English)
Manual (English)
最新ファームウェアはこちらのDownloadsタブよりダウンロードしてください
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Assimil8orでは、マイクロSDの中のデータを内部メモリーに呼び出し、その中からサンプルを8チャンネルにアサインし、様々なモードで個別に再生します。内部メモリーは非常に高速にアクセスできるため、レイテンシーは0.2ms以下と非常に低くなります。Assimil8orでは同時に1つのフォルダーのみがメモリーにロードされアクティブになります。その為、マイクロSDカードの容量に制限はありませんが、アクティブなフォルダー内で全プリセットにアサインされるサンプルファイルの合計が422MB以下でなければなりません。
フォルダーはマイクロSDカードのトップフォルダ直下に置きます。フォルダーにはプリセットが含まれ、プリセットは8つのチャンネルから構成されます。各チャンネルにはサンプルのアサインや再生方法、パラメータ値、CVのアサイン等すべての情報が含まれます。フォルダーには、このプリセット情報と、プリセットでアサインされている全てのサンプルファイルが含まれています。プリセットは1フォルダにつき199個まで使用できます。ファイルは8,16,24,32ビット、任意のサンプルレート、モノまたはステレオのWAVファイルが使用可能です(再生時のビット深度はMutateボタンから細かく変更可能です)。
フォルダーをロードするには、Loadボタンを押します。フォルダーをロードした直後に現れるのがホームスクリーンで、そのままDATA1エンコーダーの回転→クリックでプリセットをロードしたり、Play Modeボタンを押しながらDATA2ノブを回すことでDATA2にアサインするCV入力を選択したりします。他の画面、例えばPITCH設定画面が表示されている時はPITCHボタンを再度押すことで、ホームスクリーンを表示させることができます。
プリセットのロードはホームスクリーンから行いましたが、プリセットのセーブはSaveボタンを押して行います。現在のプリセットに名前を変えず上書きするには、SaveボタンまたはData1エンコーダーを2秒長押しします(画面にヘルプメッセージが表示されます)。プリセット先を変えるにはSaveボタンを押した後エンコーダーを回してプリセットを変え、SaveボタンまたはData1を長押しします。Data1をクリックするとプリセット名を変更する画面に入ります。
サンプルのアサイン等はアクティブなフォルダー内のサンプルから行うのが基本ですが、非アクティブなマイクロSDカード内の別フォルダからサンプルやチャンネル、プリセット等をアクティブフォルダにインポートすることができます。大きなデータでは内部メモリへの転送に時間がかかる場合があります。インポートをするには、フォルダーのロードと同様まずLoadボタンを押します。インポートしたいサンプル/チャンネル/プリセットがあるフォルダーをハイライトし、Loadボタンをダブルクリックします。フォルダーの中を開くので、インポートしたいサンプルまたはプリセットをハイライトし、クリックしてImportを選択します。チャンネルはプリセットの一部なので、プリセットをハイライトしてLoadボタンを更にダブルクリックし、インポートしたいチャンネルを選択してクリックします。
チャンネルは、ゲート入力により再生されるサンプルとその再生パラメータ情報のことで、1つのプリセットに8チャンネルあります。チャンネルのアサインサンプルの切り替えや各種設定は次のように行います。
Channels/Selectボタンを押すとChannelsスクリーンが表示され、各チャンネルのサンプル名、チャンネルモード(MD)、クロスフェードグループ(X)が示されます。また最下段のD2CVフィールドではData2ノブをアサインするCV入力を選択することもできます。
サンプル名は、ゾーンが設定されている時は第一ゾーンのサンプル名となります。他のチャンネルとトリガーをどのように関連付けるかの設定がチャンネルモードです。ステレオサンプルの取り扱いもここで行います。クロスフェードグループはCVによって出力がクロスフェードするグループを指定します。
サンプルを変更する時は、サンプル名をハイライトしてエンコーダーをクリックしてサンプルを選択します。新しいサンプルがアクティブフォルダの他のプリセットやチャンネルのどこかに既にアサインされているものであればすでに内部メモリにあるのですぐに呼び出されますが、まだどこからもアサインされていないサンプルの場合ロードに時間がかかることがあります。またサンプルを変更するのではなく、再生パラメータ設定を含めた1つのチャンネル情報を他のプリセットからコピーする場合は、サンプル名がハイライトされた状態でエンコーダーを長押しします。
チャンネルモードを変更する時は、MD列の項目をハイライトしてエンコーダーをクリックします。チャンネルモードは次の通りです。
クロスフェードグループを変更する時は、X列の項目をハイライトしてエンコーダーをクリックします。クロスフェードしたいチャンネルを同じアルファベットのクロスフェードグループにアサインします。クロスフェードに使用するCVはChannelsページの最下段で設定できます。
各チャンネルには8つまでサンプルをアサインし、CVによって再生サンプルを切り替えることができる機能があり、この"チャンネル内チャンネル"をゾーンと呼びます。 ゾーンのアサインサンプルの切り替えや各種設定は次のように行います。
Zones/Selectボタンを押すとZonesスクリーンが表示され、現在選択しているチャンネル内各ゾーンのサンプル名、対応電圧レンジ等が示され、エンコーダーで選択して変更可能です。また最下段のフィールドでゾーン選択に使用するCV入力も選択できます。またゾーンの切り替えがゲートを受けた瞬間のみで起きるか、サンプル再生中にも起きるかの切り替えもできます。 新しくゾーンを加えたり、削除することも可能です。ゾーンのコピーはチャンネルのコピーと同様、エンコーダーの長押しで行うことができます。
Assimil8orで再生されるサンプルには様々なパラメータがあり、それらを項目別にノブで設定したり、CV入力にアサインすることができます。
パラメータを設定するには、まず設定したいチャンネルを選択します。Channels/Selectボタンを押しながら設定したいチャンネルボタンを押すことでサンプルを再生することなくそのチャンネルを選択できます。またそのチャンネルにゾーンが設定されている場合、更にZones/Selectボタンを押しながら設定したいゾーンの数字のチャンネルボタンを押すことで、そのゾーンのサンプルを再生することなく選択できます。
チャンネルやゾーンを選択したら、設定したいパラメータのボタンを押します。 Pitch, Level, Phase Mod, Mutate, Pan/Mix, Sample Start, Sample End, Loop Start, Loop End/Length, Play Mode, Envelope, Loop Modeが設定すべきパラメータのボタンになります。それらのボタンのどれかを押すとパラメータによって表示される項目は異なりますが、パラメータのデフォルトの値やCVのアサイン先、アサインしたCVのアッテヌバータの数値等が表示されます。DATA1エンコーダーを回して設定したいパラメータをハイライトし、DATA2ノブを回すことでパラメータ値を素早く設定できます。また最小単位で細かくパラメータ値を設定したい場合は、DATA1エンコーダーをクリックしてから回し、またクリックして確定します。例えばループスタートポイントなどの設定ではDATA1エンコーダーは1サンプル単位で調整可能です。
Assimil8orではサンプリングのための2CH入力を持ち、Sampleボタンによるマニュアルトリガー、CV入力からのトリガーによるサンプリング、入力レベルにスレッショルドを設定したサンプリングが可能です。これらの設定も含めた、サンプリングに関連する設定はSampling Setupボタンからアクセスします。サンプリングに関する設定を終えたら、Sampling Setupボタンを長押しして録音待機状態(アーム)に入り、上記のどれかの方法でサンプリングを行います(設定によりアーム不要での録音も可能です)。Sampleボタンを再度押したり、指定したサンプル時間に達したり、2度目のトリガーを指定したCV入力から受けるとサンプリングが終わります。Sampling Setup画面からサンプルしたファイルをキープするか捨てるかの選択を行います
Sampling Setup画面での設定項目は以下の通りです。
Assimil8orではMicro SDカードにファームウェアをダウンロードして簡単にファームウェアのアップデートが可能です。現在のAssimil8orのバージョンは、Utilityボタンを押し"About This Module"から確認できます。
ダウンロードしたファイルをマイクロSDカードのトップフォルダーに入れ、Assiml8orに挿して起動してください。 UtilitiesボタンからLoad Softwareを選択し、エンコーダーをクリックすることでファームウェアがアップデートされます。