Manhattan Analog DTM
Format: Eurorack
Width: 4HP
Depth: 37mm
Current: 12mA@+12V, 12mA@-12V
Format: Eurorack
Width: 4HP
Depth: 37mm
Current: 12mA@+12V, 12mA@-12V
Manhattan Analog DTMは、ヴィンテージMoogで使用されているCP3ミキサーを元にディスクリート回路でデザインされた、こだわりのミキサーモジュールです。機能やレイアウトは、クリーンなサウンドのMIXに似ていますが、DTMは興味深いクリッピング・ディストーションで知られています。
シグナルはパッシブでミックスされた後に独自のクリッピング回路を通り、ユニークで音楽的な歪みが付加されます。パッシブミキサーの為入力信号同士が干渉し、コンプレッションのように出力レベルを一定に保つ効果があります(その為精度の高いミックスとは異なります)。この結果、最大までブーストすると高次倍音まで含みつつも非常に基音(低音)が強調された倍音構成の歪みを得ることができ、この効果はデチューンした2つの波形をミックスすることでさらに強調され、Moogに特徴的な太いサウンドを生み出します。
また、このミキサーのユニークな特性としてマスターにアッテヌバータがついており、プラス側とマイナス側で歪みに違いがあります。プラス側では1時や2時のノブ位置で波形に加わるスパイクがマイナス側では発生しないため、ハイエンドの少ない歪みを得たい場合はマイナス側にして反転すると良いでしょう。
オリジナルのCP3ミキサーはオシレーターの波形をミックスする為に設計されたモジュールですが、どんなサウンドでも処理できます。またCVも処理できるので、CVのミックスや波形変調以外にも、音とCVを同時に混ぜ、クリッピング特性を利用して歪みにモジュレーションをかけることも可能です。