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Klavis Flexshaper

¥27,900 (税抜 ¥25,364)
入力の電圧値5つに対して出力電圧をノブやCVで設定、直接波形を操作できるウェイブシェイパー/電圧マッパー

Format: Eurorack
Width: 6HP
Depth: 21mm
Current: 6mA@+12V, 7mA@-12V, 32mA@+5V
Manual pdf (English)

Color: Black
在庫あり。15時までのご注文で即日発送します

MUSICAL FEATURES

Klavis Flexshaperは、着信電圧を異なる方向およびレベルに変更できる、極めて多用途で柔軟なヴォルテージ・マッパー/ウェーブシェイパーです。5つの入力電圧に対する出力電圧を設定、間を補完することで電圧のマッピングを作り、変換することでウェイブシェイパーとして機能します。

エンヴェロープ・シェイピングツール、周波数マルチプライヤ、ウェーブシェイパー、クリッパー、ディストーション、リミッター、カーブ・チェンジャーなど、様々な用途に利用できる本機は、さらに5つのCV入力によって電圧の処理ポイントの配置を無限にコントロールし、信号をダイナミックに彫刻します。

  • DCからフル・オーディオレンジまでの信号を入力可能
  • 入力モードをユニポーラー/バイポーラーで切り替え可能
  • 信号のクリッピングを示すLED
  • 出力信号の状態を示すLED
  • 基準値を設定できる入力ゲイン・ノブにより、オーバードライブ時でもクリーンでフラットなクリッピングが可能
  • マニュアルで電圧をマッピングする5つのノブ
  • 電圧マッピング毎の5つのコントロールCV入力
  • 同時に利用できるユニポーラーとバイポーラー出力
  • オーディオファイルを介した簡単なファームウェア・アップデート
  • 薄型、コンパクトなデザイン

HOW TO USE

Flexshaperは、Oberheim Matrix Synthesizersに実装されたTracking Generatorと呼ばれるモジュレーション・システムに着想を得ています。このシグナル・プロセッサーはモジュレーション・マトリクスの一部であり、モジュレーション・ソースとディスティネーションの間に仮想的に挿入することで、コントロール信号の形状を変更します。Flexshaperも同様に、5つのシェイピング・ポイントを使って同じコンセプトを実現しますが、Oberheim版にはない以下2つの改善をしました。

  • 信号をフル・オーディオレートで処理するために十分な速度 
  • CVを介して5つのシェイピング・ポイントをリアルタイムで動的に調整

また、Flexshaperはバイポーラーおよびユニポーラーのユーロラック信号を適切に処理可能です。

Concept of voltage mapping

Flexshaperへの着信電圧は、5つのポイントにより定義される4つの連続した範囲に分けられます。FloorおよびCeilingの各ポイントは、それぞれ処理される電圧の最低値および最高値を定義し、これらの範囲を超える電圧は制限値と解釈されます。他の3つのポイントはFloorとCeilingの各ポイント間で均等に設定されます。

各ノブは、着信した入力電圧に対応した出力電圧を設定します。例えば、「Halfway」ノブは中域に着信する電圧がどのように処理されるかを定義します。3つのポイントの間の入力電圧に対しては、隣りあうポイントで設定した出力電圧を線形に補った電圧が出力されます。

下のイメージのようにドットに合わせてノブが設定された場合、出力される電圧は着信電圧と同一の結果、つまりモジュールによる処理は実行されません。このようなデフォルト設定では、「中高域に着信したものは中高域に」というように、各設定ポイントごとに定義しています。

マッピング設定する際は、「ノコギリ波を入力すると、出力がノブで設定した波形となる」ということを頭に入れながら設定すると良いでしょう。三角波を入力した場合の出力も、ノコギリ波と反転ノコギリ波の組み合わせから考えることができます。構成マニュアル10ページから始まる設定のリストも参照してください。

各ノブを黒いドットの位置にすると入力と出力がほぼ一致します。また各ポイントの出力値はCVでもコントロール可能で、マッピングをダイナミックに変更することでより多彩なウェーブシェイピングを行えます。



NOTE: 実際には入力と出力のラインは正確に重なりますが、このイメージでは見やすくするために区別されています。

Unipolar & Bipolar considerations

Flexshaperは、ユニポーラーとバイポーラー信号を別様に扱います。完全なコントロールレンジの恩恵を受けるためには、信号の極性を適切に設定することが重要です。この入力設定に関わらず、ユニポーラーとバイポーラーの各出力は同時に利用可能であり、これら2つの出力間の違いは、電圧オフセットと全体の振幅の2点です。もちろん、バイポーラー信号を入力して結果のユニポーラー信号を得ることも、その逆の用途で利用することも可能であり、特にバイポーラーのLFOといったモジュレーション信号を正極のモジュレーションのみで使用したい場合などに便利です。

下のイメージは、2つの異なる入力モードで信号を処理した例です。横軸が入力電圧、縦軸が出力電圧です。赤いOutputは、ノコギリ波を入力した場合に出力される波形と考えることもできます。

モジュールの詳細

Input
  • Bipolar button & LED: モジュールに入力する信号の種類を選択します。Bipolar LEDが消灯している状態がUnipolarモードとなります。
  • Gain button & Level LEDs: 最適なダイナミクスを得るために、緑色のLEDが常時点灯するようにGainノブを調整します。クリッピングを防ぐには、赤色のLEDが点灯しないように調整します。
Outputs & LED

2つの出力は、オフセットとゲインの異なる同一の信号を生成し、これら2つは同時に利用できます。一般的に、バイポーラー出力はオーディオ信号またはLFOに使われ、ユニポーラー信号はエンヴェロープや、その種の正極のみの信号に使用されます。出力LEDの強さはユニポーラー信号を表します。バイポーラー出力では、LEDの消灯が負極の最大電圧を、半点灯で0V、全点灯が最大電圧を表します。 

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