Klavis CalTrans
Format: Eurorack
Width: 6HP
Depth: 36mm
Current: 44mA@+12V, 8mA@-12V
Manual pdf (English)
Format: Eurorack
Width: 6HP
Depth: 36mm
Current: 44mA@+12V, 8mA@-12V
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Klavis CalTransは、プログラム可能な4チャンネルのV/Octカリブレーター&トランスポーザーです。4つのV/Oct信号処理チャンネルで構成される本機は、あらゆるVCOのピッチ信号のトラッキング補正およびレンジを拡張するようにカリブレーション(校正)することが可能で、Buchla等のレンジの異なるシステムにも使用できます。
各チャンネルはそれに加えて半音単位のトランスポーズ、オクターブシフト、切り替え可能なセミトーンのクォンタイザー、調整できるポルタメントおよびグリッサンド機能を備えます。これらの機能を中心に使用しカリブレーションは必要な時行う、といった使い方でもCalTransは非常に有用です。
CalTransは、モジュラーシステムで調性音楽を演奏する際に生じるトラッキング問題、V/Octでないピッチカーブ、オクターブ幅の制限、煩わしいトランスポーズ等の課題を解決します。扱いづらいVCOのレンジを補正/拡張し、発振可能なあらゆる機器にV/Octトラッキングを追加します。
カリブレーションを必要としないVCOは、「Neutral」モードで使用するだけで、トランスポジションやその他の音楽的機能の恩恵を受けることができます。ディテント機構の2つのロータリー・エンコーダーにより、オクターブおよび半音を正確に選択できます。トラッキング能力が著しく低いVCOに対しては、ピッチを可能な限り高い(低い)オクターブに再配置することで、全体のハーモニーを維持します。ポルタメントおよびグリッサンドは各チャンネルに設定することが可能で、これらをすべてユーザープリセットに保存できます。
カリブレーションの方法は簡単です。カリブレーションしたいVCOの1V/Oct入力に、Cal Transの好きなチャンネルの出力をパッチし、VCOのスクエア波形またはサイン波などのシンプルな波形出力をCalTransのCal入力にパッチします。この時点でCal LEDと全チャンネルのLEDが点滅するので、その後対応するチャンネルのボタンを押してカリブレーションを開始します。CalTransの対応チャンネルは出力されるピッチ信号と入力される音をモニタリングし、1V/OctでVCOが反応するように調整します。
カリブレーションが終わるとQtz LEDが緑に点滅します。また上部の水平に並んだLEDの点灯している数がカリブレーションできた電圧レンジを示します。
"ニュートラル" カリブレーション方法
V/Octトラッキングの修正が必要ない場合にもニュートラルカリブレーションを行うことで適切なトランスポーズなどのCalTransの機能を正しく使えます。ニュートラルカリブレーションを行うには、そのチャンネルの出力を入力にパッチし、他のチャンネルからはパッチケーブルを外してください。Cal LEDが点滅するまでQtzボタンを長押ししてください。Cal LEDが安定して青く点灯、Qtz LEDが点滅、カリブレーションしたチャンネルのLEDが点灯したらカリブレーション成功です。最後に入力ジャックへのパッチを外すことでカリブレーション終了です。
チャンネルを選択し、Semiエンコーダーで半音単位、Octaveエンコーダーでオクターブ単位でピッチ信号をシフトします。カリブレーションできた範囲を超えてシフトはできないよう制限が加えられています。トランスポーズをクリアしたい場合は両方のエンコーダーを同時押ししてください。
Qtzボタンを押してクォンタイザー設定ページになった状態で、クォンタイズしたいチャンネルのボタンを押してください。
プリセットのロードを行うには上部のエンコーダーを短く押します。現在のプリセットの黄色いLEDとすべての赤いLEDが点滅します。 チャンネルボタン(1〜4)のいずれかを押して、対応するプリセット(1〜4)を読み込みます。 対応する黄色いLEDが短く点滅して、プリセットが読み込まれたことを示します。
プリセットのセーブを行うには下側のエンコーダーを短く押します。現在のプリセットの黄色いLEDとすべての赤いLEDが点滅します。チャンネルボタン(1〜4)のいずれかを押して、対応するプリセット(1〜4)に保存します。対応する黄色いLEDが短く点滅して、プリセットが保存されたことを示します。