Instruo Harmonaig
Format: Eurorack
Width: 18HP
Depth:27mm
Current:120mA@ +12V, 20mA @ -12V
Format: Eurorack
Width: 18HP
Depth:27mm
Current:120mA@ +12V, 20mA @ -12V
Harmonaigは、コードに関連したピッチCVを出力するクォンタイザーです。1つのCVシグナルを入力すると、Root、3度、5度、7度に対応したピッチCVを出力します。コードの自動選択機能をONにすれば、出力ピッチCVが指定したモード(Ionian系列/Harmonic Minor系列のモードから選択可能)から外れないようにコードが選ばれ、ハーモニーを生み出します。もちろんあえてモードから外れたピッチを出すことも可能です。コード進行は一つのベースのシーケンスと同じくらい簡単にプログラム可能です。ルートやコードの詳細な指定方法についてはDetailsセクションを参照してください
その他Harmonaigには以下のような特徴があります
※クォンタイザーモード/パフォーマンスモード/ユニゾンモードの"モード"は、動作モードの意味であり、ハーモニーのモードとは関係ありません。
マウスオーバーで各部の機能が表示されます
Harmonaigでは、ルートの音階とその上に積まれる音階の指定方法には違いがあります。ルートの音階は、クォンタイザーモード/パフォーマンスモードにより指定方法が変わります。クォンタイザーモードの時は、入力されたCVが設定した音階(光っているボタン)内で一番近い音階にクォンタイズされ、コードの一番下のルートとみなされ白く光ります。ルートが取りうる音階ををボタンで設定します。Transposeボタンを押しながらDiatonicボタンを押すことでボタン機能をクォンタイズ機能からパフォーマンスモードに切り替えます。パフォーマンス機能では、キーボードボタンでルートの取りうる音階を設定するのではなくボタンで直接ルートノートを指定できます。Gate出力からはボタンを押している間のみゲートが出力されます。
ルートの上に積まれる音階は、コードの自動選択を使用する場合は、指定したモード上の音階でコードを自動で構成します。この時、コード構成音が従うモードがハーモニーの雰囲気を大きく左右します。モードの変更は次のように簡単です。
Transposeボタンを長押しします。白鍵に対応するボタンが光りますが、ボタンはそれぞれIonian,Dorian,Phrygian,Lydian,Mixolydian,Aeolian,Locrianのモードに対応します。選択時にDiatonicボタンをタップすることで、ハーモニックマイナー系列のモードも使用できます。 例えばDorianを選び、Transposeしていない場合、自動選択されるコード構成音はCドリアン、すなわちC,D,Eb,F,G,A,Bbになります。ルートがCならC/Eb/G/Bb(C–7)、ルートがEbならEb/G/Bb/D(EbΔ7)のコードが選ばれます。 これをDドリアンにしたい場合は、Trasnposeボタンを薄いオレンジ色にして、スライダーでモードのルートを半音2つ上げます。またルートノートがモードから外れている場合にはHarmonaigの独自設定により処理されます。
コードの自動選択を行っている場合、コード選択ノブが無効になります。コードをノブやCVで自由に選択、コントロールするにはDIATONICボタンを押してオレンジに光らせます。この時はルート上のコードがノブやCVで自由にコントロール可能です。コードを動かさずにルートだけ動かせば、平行移動コードになります
上のようにして決まったコードに対して、さらにInversion、Voicingといったコントロールによって各構成音をオクターブシフトし、さらにバリエーションをつけられます。