Industrial Music Electronics Kermit mkIII
Format: Eurorack
Width: 12HP
Depth: mm
Current: 135mA@+12V, 50mA@-12V
Manual pdf (English)
Format: Eurorack
Width: 12HP
Depth: mm
Current: 135mA@+12V, 50mA@-12V
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Kermitは4チャンネル、テンポ同期可能で沢山のモードを切り替えられるウェーブテーブルオシレーター(LFOに最適化)です。CやDのオシレーターはノブが一つですが、ボタンコンボ操作によりAやBとほぼ同等のパラメータを独立して設定可能です。各チャンネルはLFO、オシレーター、エンベロープ、ランダム、サンプル&ホールドのどれかとして動作します。Frequency,Waveform,Amplitudeパラメーターは動作タイプごとに機能が変わりますが、大まかには似た機能をはたします。各パラメータは外部CV入力のモジュレーション先にアサイン可能です。またKermitの特徴として、パッチングせずにお互いのチャンネル間をモジュレーション可能です。コンパクトな機体に最大限のパッチの可能性を詰め込んでいます。
シグナルはデフォルトで16ビットシグナルで出力され、低速のLFOでも正確な波形を描くことができます。オシレーターとしてのピッチ安定性はあえて控えめになっており、低い周波数の方が安定して動作します。音質はデジタルならではのクランチーな質感を持ったサウンドです。チャンネルメニューからアクセスできるCharacter設定により、波形をよりローファイにしていくことができます。ローファイな波形にもそれぞれユニークなキャラクターが与えられており、一番ローファイになると8ビットで32サンプルとなり、ビンテージなKonami SCCチップの質感に近くなります。マイクロSDカードから独自波形をロードすることも可能です。ロードするウェーブテーブルはPiston Honda Mk3同様、Synthesis Technologyが開発したフリーのWaveditソフトウェアで作成可能です。FATでフォーマットしたマイクロSDカードのトップフォルダに"1.wav"の名前でウェーブテーブルファイルを置き、グローバルメニューの"Load Waves from SD"からロードします。オリジナルのウェーブテーブルは消去されますが、IMEのウェブサイトからダウンロード可能です。
各動作タイプではマスターテンポを分割したクロックに同期した動作が可能です。マスターテンポはTAPセクションからTapテンポボタンまたはクロック入力を使って設定します。
全てのアサインやノブ以外のパラメータ設定はプリセットに記憶され、複数のプリセット間をCVで切り替えたりモーフィングすることが可能です。プリセットモーフィングはIMEのMk3シリーズのモジュール全てで可能ですが、Kermitでは特にその威力を発揮するでしょう。
CH C/Dではチャンネルごとに1つのノブでCH A/Bと同等のパラメータを設定する為、ボタンを押しながらノブを回します。次の表が各パラメータに対応したボタンになります。例えばCH DのWaveを設定するには、CH BボタンとCH C/D共通ボタンを押しながら、CH Dのノブを回して設定します
各チャンネルのCV入力のアサイン先は次の表のようにして設定します。例えばChannel AのCV入力でWaveformをモジュレーションしたい場合は、エンコーダーを押しながらCH AのWaveformノブを回します。CH C/DはCV入力が共通で一つ、ノブも少ないのでアサインの仕方が異なります。例えばCH Dの大きさをC/D共通CV入力でモジュレーションしたい場合は、エンコーダーとCH Aボタンを押しながら、CH Dのノブを回します。
各チャンネル間のモジュレーションのアサインは次の表のようにして設定します。例えばCH DでCH BのFrequencyをモジュレーションしたい場合、C/D共通ボタンとエンコーダーを押しながらCH BのFreqノブを回します。CH CでCH DのWaveformをモジュレーションしたい場合は、C/D共通ボタンとエンコーダー、TAPボタンの3つを押しながらCH Dのノブを回します。
エンコーダーを押しながらCH A,B,C/Dのどれかのボタンを押すと、対応するチャンネルメニューがディスプレイに表示されます。CH C/Dはメニュー画面が共通で、CH Cの後にCH Dが表示されます。動作タイプ・モードの選択の他に、電圧レンジ(12Vpp:LFOやランダム向け,0-6V:エンベロープ向け,1Vpp:ビデオシンセサイザー向け)、アサインのクリアや上記のCharacter選択が可能です。
エンコーダーを押しながらディスプレイそばのボタンを押すとグローバル・プリセットメニューが表示されます。プリセットの保存、呼び出し、クリアの他プリセットのCVコントロール設定や、上記のマイクロSDからのウェーブテーブルのロードなどが可能です。