Epoch Modular TwinPeak mk2

TwinPeak mk2は、Rob Hordijkによってデザインされた、ユニークでハイクオリティなツインピークフィルターです。音楽的な音色のシェーピングや繊細なレゾナンスを活かしたPingingサウンドが特徴です。

TwinPeakは独立したカットオフを持つ2つのローパスフィルターで構成され、入力オーディオ(Input 1と2をLNL IN/FADEによりブレンドもの)が両フィルターに同じゲインで入力されます。TwinPeakでは、これら2つのフィルターの出力を逆相で混ぜていくことで、フィルターAのみが効くローパスフィルターから、フィルターA/Bのカットオフに挟まれた周波数帯のみを通過するバンドパスフィルターまで連続的似変化させることが可能です(Curveコントロール)。このようにして作られるバンドパスフィルターは、ハイパスとローパスフィルターをシリアルに繋いで作るバンドパスとは違った次のような性質を持ちます。

• バンドパスフィルターはPeak AとBの大小関係に関係なく、2つの周波数で挟まれた帯域のオーディオを通すため、大小関係を気にすることなくコントロール、モジュレーションを行うことができます
• 普通のフィルターでも短いパルスを入力に送るとパーカッシブなサウンドを作ることができますが(Pinging)、Twin PeakではPeak AとBを同じ周波数にしてPingingするとアタックの弱いpingサウンドが作れます

2つのカットオフを同時にコントロールするDual Modノブ/CVや2つのシグナル入力、レゾナンスのモジュレーションなどに工夫を凝らすことで、このフィルターならではの音色の動きを付けることが可能になります。