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RYK Modular ALGO

¥69,900 (税抜 ¥63,545)
ステレオ出力、コーラスもついた直感的操作性の4オペFMオシレーター

Format: Eurorack
Width: 18HP
Depth: 25mm
Current: 70mA@+12V, 6mA@-12V

Manual (English)

Coming Soon: 12月上旬入荷予定

MUSICAL FEATURES

Algoは、複雑な波形やクロスモジュレーション、加算合成を直接操作できるメニューフリーのインターフェースを用いたステレオ4オペレーターFMシンセエンジンです。4つのオシレーターにより、直列および並列の両方で設定可能な、クラシックから冒険的なFMトーンの作成が柔軟に行えます。

メニューは搭載されず、シンプルで理解しやすいLEDディスプレイによりアルゴリズムを簡単に把握できるため、パッチを行いながら、響きのあるベル音、複雑な折りたたみ音色、贅沢にデチューンされたドローンを作り出すことができます。Algoの各オシレーターには、周波数とレベルのための専用コントロールとCV入力が備わっており、いくつかのエンベロープを追加すると完全なFMボイスとなります。

オシレーターを設定した後、Algoではさらに音色を彫刻するオプションが利用可能です。キャリア、モジュレーター、またはその両方にウェーブワーピングを適用し、単純なサイン波をブザー音のパルスやその間のどこかに変形させます。ウェーブワープは、キャリア、モジュレーター、またはその両方のタイプのオシレーターに適用可能です。ウェーブフォールディングの3つのモードは、クラシックで創造的なハーモニックコンテンツをトーンに追加します。グローバルスプレッドコントロールでオシレーターをデチューンし、不気味で攻撃的な不協和音を作り出すのに最適です。最後に、リッチな厚みを加えるために、ステレオコーラスがサウンドに最終的なキラキラしたタッチを加えます。

出力はステレオミニ仕様となっており、付属のケーブルを使用するとステレオミニから3.5mmのデュアルモノにブレークアウト可能です。

How To Use

FMとアルゴリズム

Algoに搭載されている4つのオシレーター(オペレーター)は、他のオシレーターの周波数をモジュレート(FM)するためのモジュレーター、または音そのものを出力するキャリアのどちらかとして使用されます。どちらの役割として動作するかはアルゴリズムによって決まり、アルゴリズムの内容は各オシレーターをつなぐLEDの線の形状によって示されます。例えばアルゴリズム5は以下のように表示されますが、これはOSC1とOSC2をミックスした信号によりOSC3とOSC4をモジュレーションするアルゴリズムになります。OSC1とOSC2がモジュレーターとなり、キャリアであるOSC3とOSC4のミックスされた音が聞こえます。赤いALGOボタンを押すことで9つのアルゴリズムの中から切り替えることができます。

斜めに4つ並んでいる大きい方のノブが各オシレーターの周波数を決定し、対応する小さいノブ(ポット)が各オシレーターの音量を決定します。各オシレーター音量はキャリアとして聴いている時の音量だけでなく、モジュレーターとして動作している時のそのOSCからのモジュレーションの強さのコントロールにも使用します。FMの強さを全体的にコントロールしたい場合はXM(クロスモジュレーション)ノブやCVで制御します。これはFM Indexと同様の働きをします。

ALGOではまず1V/OctのピッチCVやTuneノブ、黒いRangeボタン(オクターブ切り替え)でコントロールされるベース周波数があり、各オシレーターの周波数はそのベース周波数に対する比率として設定されます。FMにおいてはキャリアとモジュレーターの周波数が整数比の時に不協和音にならず音色変化のみを起こすことができるので、4つの周波数ノブはその関係を崩さないよう、ベース周波数の1/2倍、1倍、2倍、...18倍と変わります。

不協和にしたい場合には周波数を非整数にずらします。デチューン(DT)ノブを上げることでこのようなズレを生み出すか、また赤いALGOボタンを押しながら周波数ノブを回すことで、オシレーターごとに整数比からずれた周波数にファインチューン可能です。更に、黒いRANGEボタンを押しながら周波数ノブを回すとFIXEDモードとなり、メインの1V/Octの影響を受けず、ノブは連続的に周波数を変更します。ファインチューンモードやFIXEDモードからノーマルモードに戻す時にはRANGEとALGO両方のボタンを押しながら周波数ノブを回します。

波形コントロールとコーラスエフェクト

ALGOの音色に更に多彩さを加えるべく、WARPとFOLDコントロールが用意されています。

WARPはオシレーターの波形をサイン波から三角波→ノコギリ波→矩形波へとモーフィングさせます。またALGOボタンを押しながらノブを回すことで波形変更する対象のオシレーターをモジュレーターのみ、キャリアのみ、全OSCから選択可能です。WARP CVにパッチされている時、WARPノブはCVに対するアッテネータとなります

FOLDはオシレーターの波形を折り返すフォールディングを行います。またALGOボタンを押しながらノブを回すことでフォールディング方式を対称・非対称・ソフトクリップタイプから選択可能です。FOLD CVにパッチされている時、FOLDノブはCVに対するアッテネータとなります

ALGOにはコーラスエフェクトが搭載されています。有効にするにはALGOボタンを押しながらDTノブを回して有効にし、強さを調整します。コーラスが有効のとき、DTノブ脇のLEDが緑に点灯します。

アサイン可能なCV入力

ALGOのCV入力の中で、FM/DTジャックとM1-4ジャックはアサイン可能です。FM/DTジャックでは、ALGOボタンを押しながらジャックへの抜き差しを行うたびにジャックがFMのCV入力→デチューンのCV入力→オシレーターのシンク入力と切り替わります。M1-4はデフォルトでは対応するオシレーターの音量CV入力となりますが、ALGOボタンを押しながらジャックへの抜き差しを行うと対応オシレーターの周波数CV入力となります。周波数CV入力は、オシレーターが整数比の周波数をとるモードの時はCVも整数比の周波数のどれかを選ぶよう動作します。ファインチューンしている時やFIXEDモードの場合には周波数CV入力は連続的な1V/Oct入力として動作します。

パンニングコントロール

ステレオ出力を使用している際、パンニングが可能です。ALGOボタンを押しながらレベルノブを回すことでパン位置をコントロールします。

グローバルVCA

黒いRANGEボタンを押しながらM4ジャックにパッチすることで、M4ジャックをメイン出力に対するVCAのCV入力として使用することができます。エンベロープをパッチすればシンセボイスとして機能します。

ファームウェアアップデート

手順は次のとおりです。

  1. モジュールの電源を入れます
  2. 背面の 'firmware' ボタンを押し続けながら'reset' ボタンを一度押してください
  3. 'firmware' ボタンを離してください
  4. コンピューターにUSB Bケーブルをモジュールから接続してください。USBハブは使用せずに直接接続してください
  5. コンピューターに "RPI-RP2" という名前のUSBディスクが表示されるはずです。そこにファームウェアUF2ファイルをドラッグしてください
  6. 成功すると、モジュールは新しいファームウェアで再起動します
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