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Buchla & Tiptop Audio 296t Programmable Spectral Processor

¥106,273 (税抜 ¥96,612)
多彩な出力を備える16バンドのプログラム可能なフィルター・バンク

Format: Eurorack
Width: 52HP
Depth: 52mm
Current: 360mA@+12V, 350mA@-12V

Manual Pdf (English)

※Buchla&Tiptop AudioシリーズはBuchla200シリーズをユーロラック化したモジュールです。ユーロラックで使いやすいようオリジナルのBuchlaとは次の点が異なります。

- 全て3.5mmモノジャック(バナナナットのジャックにも通常の3.5mmTSモノケーブルを使用します)
- 音階用ピッチCVは1V/Oct
- オーディオは10Vppでユーロラック同等
- CVは0-10V

MUSICAL FEATURES

PROGRAMMABLE SPECTRAL PROCESSORは、さまざまな出力と特別な機能を備える、精巧なフィルター・バンクです。最も特徴的な機能は、16バンドのバンドパスフィルターです。16の各帯域は、モジュールの上部と下部にそれぞれ0からFまでの16進数でラベルされ、帯域ごとの中心周波数がそれぞれのスライダーの上にラベルされています。 

HOW TO USE

 

Interface

 

マウスオーバーで各部の説明が表示されます

Attenuator Outputs

モジュール右下部分にある3つのシグナル入力ジャックは、8つの偶数番号の帯域、16すべての帯域、または8つの奇数番号の帯域を選択して信号を入力することができます。モジュール右側にあるAttenuator Outputsもまた、' even '、' odd '、または' all '、3つの信号出力を提供します。信号を' All '入力にパッチし、' All 'Attenuator出力から信号を取り出した場合、モジュールはシンプルにスライダーでコントロールされるフィルターバンクとなります。スライダーを最も下の最小値に設定した場合、その帯域の信号は完全にカットされます。

各スライダーの真上に配置された16の出力ジャックは、各バンドパスフィルターを通過した音をを0dBで出力します。これらの出力はスライダー位置の影響を受けません。モジュールの左上部分、' Comb Filter '出力もまたスライダー位置の影響を受けない0dB設定の出力で、奇数番号の帯域すべて、または偶数番号の帯域すべてに信号を分けて出力します。

Control Voltage Outputs

' Envelope Outputs 'とラベルされた16のCV出力は、周波数帯域ごとのエンヴェロープ・フォロワー出力です。言い換えると、これらの出力が生成する電圧は、各帯域の信号の振幅を表現するものです。これらのエンヴェロープ出力のディケイ時間は、モジュール右上部にあるスイッチで' long '、' combo '、または' short 'から選ぶことができます。これらの出力は、スライダー位置の影響を受けません。

Programmed Outputs

Spectral Processorは、ある周波数を中心としたいくつかのバンド成分をミックスし、Programmed Outputから出力可能です。Program ControlセクションのFrequencyで中心周波数を、Widthでミックスするバンド幅をコントロールします。

なお、バンド幅が狭くなるにつれて帯域間にギャップが発生し、極端な設定ではバンドが完全に消え、信号が通過しなくなります。最大に設定すると、各帯域は周波数スペクトル全体を包含するほど広くなり、Frequencyコントロールの効果がなくなります。Widthパラメータも電圧でコントロールできます。' Local Program Inputs 'は、各周波数帯域の信号レベルの電圧コントロールを提供します。

Spectral Bias

' Programmed Spectrum Transfer 'セクションにあるノブとスイッチのペアは、擬似ヴォコーダー機能を提供します。左のスイッチをオンにすると、各Evenエンヴェロープ・フォロワー出力が、隣のOdd CV入力にパッチされます。これにより、Even入力に存在する信号を分析し、その周波数スペクトルをOdd帯域に複製します。Odd入力に送られた信号が十分に広い周波数スペクトルを持つ場合、Programmed Outputsの偶数出力はEvenの信号と音色を合わせます。右のスイッチは、OddからEven方向で同様の機能で動作します。これはEvenとOddでは帯域が異なるため厳密なヴォコーディングではないですが、隣の帯域へ移すため近い効果を得られます。

マイクロフォンの信号を分析する場合、オシレータからの倍音豊かな信号を用いて音声の母音を複製することが可能です(ヴォコーダー・パッチ)。これを最適に機能させるには、入力信号に特別なイコライゼーションが必要であり、これがスイッチの隣にある2つのノブの役割です。ノブを右に回して値を上げると、偶数と奇数の入力信号の高域をそれぞれブーストします。これらはAttenuator出力とProgrammed出力の両方に影響を与えるので、' ヴォコーダー 'パッチを作成する場合を除いて、値を下げる必要があります。

なお、これらのスイッチを使用しても、WidthとFrequencyのコントロールは有効であることに注意してください。ヴォコーダー パッチで最良の結果を得るには、WidthおよびFrequencyを最小に設定します。

LEDs

LEDはエンヴェロープ・フォロワーにより駆動され、10Vppの信号が特定の帯域の周波数にヒットし、エンヴェロープ・フォロワーを最大CV値である10Vまで押し上げたことを確認するのに役立ちます。' ヴォコーダー 'パッチを使用する場合、出力信号のゲインが低いことがありますが、LEDを確認してVCOを帯域の中心に設定することで、ゲイン出力を最大にすることができます。なお、LEDの明るさは、ディストーションやオーバードライブを示すものではありません。

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