Boredbrain Music EQx5
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 25mm
Current: 60mA@+12V, 49mA@-12V
Manual Pdf (English)
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 25mm
Current: 60mA@+12V, 49mA@-12V
Manual Pdf (English)
Boredbrain Music EQx5は、ユーロラック・シンセサイザー用の効果的な5バンドのステレオ・イコライザーです。オーディオ信号の周波数成分を素早く、音楽的に調整することが出来る本機は、実験的なイコライジング処理のために全パラメーターにCVコントロールを実装します。
本機は、各々が±12dBのレベルブースト/カットが可能な5バンドのグラフィックEQを備えます。イコライザーに採用されている1次フィルターは、それぞれの中心周波数から6dB/Octのスロープを持ちます。
これらの帯域を調整することで、ソースのオーディオ信号の周波数特性に繊細な、または劇的な変化を適用します。これらの調整は、問題となる周波数帯を減衰して他を強調したり、特定のサウンドを作成するためにミックス内に意図的なスペースを作る等、様々な場面で利用できます。
Balanceパラメーターは、基本的に左右のチャンネルのゲインに同時に、かつ対極にも作用するイコールパワーのクロスフェーダーです。モジュールの入力にステレオ信号をパッチした場合、このパラメーターはパンニング・コントロールとして機能し、ステレオ・イメージを左右にシフトします。モジュールの入力に2つのモノラル信号をパッチし、OUT L+Rモノ出力を使用した場合、このパラメーターは中心点でのレベルドロップを感じないボリューム・クロスフェーダーのように機能します。LEVELパラメーターはポストEQのボリューム調整で、主に周波数イコライジング後のレベル変化の補正に使用します。EQx5は擬似ラウドネス機能を実装しており、LEVELを下げていくと、LOWとHIGHのシェルビングフィルターが徐々にブーストされます。これにより、信号が減衰した際も信号の豊かさを維持することが可能となり、等ラウドネス曲線を獲得できます。
EQx5の重要な特徴は、全てのパラメーターにCV入力を実装することで、ユーロラック環境における幅広い実験の可能性を提供していることです。各帯域のブースト/カットの適用量も10VppのCV信号を用いてモジュレート可能で、この場合は周波数バンドのゲイン・ノブがアッテネーターとして機能します。更にBalanceとLevelの両コントロールもまた、各々に専用のCV入力(±5V)を備えます。Levelパラメーターは、CVとの併用によって概ねでVCAのように機能します。
LとR、2つの入力は可聴帯域内のオーディオ信号用に設計されています。これらの入力はACカップリング仕様であり、ノイズを抑制するためにDC信号をブロックします。入力RはLにノーマライズされているため、パッチがない場合はLのコピーが入力されます。LとRの2つの個別出力に加えて、モジュールは2つのチャンネルの和を提供するOUT L+Rモノラル出力を備えます。 前述のとおり、この出力はBalanceパラメーターを用いた2つの信号間のクロスフェーディング、または2つのオーディオ信号を手軽にミックスしたい場合などに便利です。