Mutable Instruments Clouds
Format: Eurorack
Width: 18HP
Depth: 25mm
Current: 120mA@+12V, 10mA@-12V, 0mA@+5V
Format: Eurorack
Width: 18HP
Depth: 25mm
Current: 120mA@+12V, 10mA@-12V, 0mA@+5V
Cloudsは工夫をこらしたグラニュラープロセッサーです。いわゆるグラニュラーサンプラーとは違い、Cloudsはリアルタイムのオーディオ処理を行い、テクスチャーを取り出すことにフォーカスしています。
グレインの位置(POSITION)やサイズ(SIZE)、ピッチ(PITCH)といったコントロールがあり、いくつものグレイン(最低40)を同時に重ねて厚いテクスチャーを作ることもでき、さらにこのテクスチャーの濃さをDENSITYノブでコントロールすることが可能です。 外部トリガーのインプットによってグレインはLFOなどとシンクさせることができます。
幅広い音色を得るために、Cloudsはグレインのエンベロープの形を変化させることができ、鋭い直角のエンベロープから、スムースなベル状のカーブまで作ることができます。また拡散によってさらいにグレインのエッジをスムースにしてぼやけたテクスチャーにすることも可能です。
また、別の"Grain Mesh"モードでは、自動でグレインの濃さ、サイズ等を調整して、オールドスクールなサンプラーのようなやり方でピッチシフトやタイムストレッチを行うことができます。
Cloudsは、グラニュラーシンセを利用するのに他のモジュールが必要となることがないように、4つのミックス設定が可能です。
これら4つのうち1つが設定によって電圧コントロール可能になります。Cloudsのディレイ時間上限は音質の設定に応じて1秒から8秒です。
FREEZEボタンを押すと、オーディオバッファが更新されずに現在のメモリーのデータ数秒分をプロセスし続けます。
LEDは入力レベルのVUメーターとなります。またFreeze時には入力は無効になるので出力レベルのメーターとなります。最後のLEDまで点灯する場合ソフトにクリップします。
また各設定の状態を表示するのにも使われ、赤い色の時はクオリティの設定、緑色の時はBLENDノブにアサインされる機能の設定、マルチカラーの時はBlendパラメーターの値を示します。
BLENDノブとCVでコントロールされるパラメータを選択するボタンです。またオーディオクオリティも4種類から選べます。
フリーズしたオーディオ4種類までセーブとロードが可能です。詳しくは下記をごらんください。
左は、オーディオバッファ中のグレインの再生位置を決めるPositionノブです。時計回りに回すと再生位置がより過去の時間となります。真ん中がグレインのサイズを決めるSizeノブ、右側がグレインのピッチを決めるPitchノブです。この2つのノブは真ん中の位置のときに原音の周波数に戻ります。
左は-18dBから6dBまで変化するインプットゲインノブです。
左から2番目はDENSITYノブです。真ん中のポジションでグレインは発生しません。右に回すとグレインがランダムなタイミングで発生し、左に回すとグレインが等間隔のタイミングで発生します。左や右に回す幅が大きいと、グレインの各音の発音時間のオーバーラップが大きくなります。
左から3番目のノブはTEXTUREノブで、様々なグレインのエンベロープカーブを設定、モーフィングできるノブです。2時の位置を過ぎると音のアタック部分を薄めるようなディフューザー効果が得られます。
Blendノブは、LED右側のボタンを押して選択して機能をアサインしたBlendパラメータをコントロールします。アサイン可能な機能は
フリーズを電圧で行う為のゲートシグナルインプットと、グレイン1つを発生させるトリガーシグナルのインプットジャックです。DENSITYは0(真ん中)にし、ここにトリガーシグナルを入力して発音することによって、Cloudsはマイクロサンプルプレイヤーになります。
Cloudsへのステレオインプットです。
各パラメータのCVインプットです。
グレインのピッチを1V/Octで変化させるCVインプットです。
BlendコントロールをCVで行うインプットです。
Cloudsのステレオアウトプットです。