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Michigan Synth Works Pachinko

¥36,900 (税抜 ¥33,545)
12HPのMI Marblesクローン

Format: Eurorack
Width: 12HP
Depth: 20mm
Current: 80mA@+12V, 20mA@-12V
※このモジュールは電源ケーブルの-12V側をどちらにも接続可能です

※このモジュールはMutable Instrumentsのオープンソースとなっているオリジナルの回路図、ソフトウェアを第三者が改変、公開したデザインに基づいてMichigan Synth Worksが生産を行なったものです。Mutalbe Instrumentsの製品ではありません。各ソースについては以下を参照してください

Derivative Panel, PCB & Schematic provided by Jakplugg under creative commons CC-BY-SA-3.0 license.
Original CAD file, PCB & Schematic and original design elements provided by Mutable Instruments under creative commons CC-BY-SA-3.0 license.

Color: Natural

MUSICAL FEATURES

PachinkoはMutable Instruments Marblesの機能を12HPに収めたクローンで、多数の出力やCV入力を持ったランダムゲート・CVジェネレーターです。出力されるランダムな電圧には、様々な形で制限を設けることが可能です(例:外部クロックとの同期、繰り返しの頻度やレアイベントの出現度、伝統的な階段状のランダム電圧等)。

tセクション: ランダムゲートジェネレーター

tセクションではランダムなゲートシーケンス・クロックを出力します。このセクションは内部クロック、または外部クロックを整数倍速くしたり遅くしたクロック(ディバイド/マリチプリケーション)をもとに、エラーを含むクロックを作りそれをマスターとします。エラーはクリックを聞いて演奏するミュージシャンのリズムからのズレ、そこからのリカバーをするような動きをし、100%正確なクロックから完全なランダムまでを連続的にコントロールできます(Jitterコントロール)。

このようにして作られたマスタークロックはt2から出力されます。t1とt3から出力されるゲートのアルゴリズムはRateノブ左下のtセクションモード選択ボタンで選択可能で、以下から選択できます
  • ・ランダムコイントスのようにゲートON/OFFを決めるアルゴリズム(Branchesと同様)。Biasはt1とt3からのゲート出現確率に偏りを導入します
  • ・ランダムなディバイドとマルチプリケーションを行うアルゴリズム。Biasはディバイドとマルチプリケーションのファクターをコントロールします。
  • ・キックとスネアのようなパターンコンビネーションでt1とt3の出力を切り替えるアルゴリズム(Gridsと同様)。Biasはパターンをコントロールします
ゲートの長さはtセクションモード選択ボタンを押しながらBiasを回すことでコントロールできます。またtセクションモード選択ボタンを押しながらJitterを回すと出力ゲート長がランダムに変化し、その程度をコントロールできます。
 

Xセクション: ランダムCVジェネレーター

こちらのセクションでは、対応するt出力(またはXセクション内共通の外部クロック)をクロックとしたランダムCVをX1~X3から出力します。出力されるランダム電圧は次のようなコントロールで様々に制御できます。これらのコントロールにどのように反応するかは、SPREAD右下のXセクションモード切り替えボタンで切り替え可能です(X1~X3が全てパネルコントロール通り/X2がパネルコントロール通り、X1とX3がコントロールと真逆の設定/X3がコントロール通り、X1が真逆の設定、X2がノブが真ん中に対応する設定)。

電圧の確率的な分布形状はSpreadノブ/CVでコントロールします。ノブが一番左で一定電圧が出力されており、右に回していくとその電圧が中心のピークとなるような確率分布に従って電圧が出力されます。ノブが12時の位置で分布がベル形状となり、それより右に回していくと、中心から離れた端の値の出現確率が大きくなります。右に回し切るとレンジの最小値または最大値のどちらかを出力するようになる為、ゲート信号が出力されます。分布の中心がXセクションのBiasでコントロールされます。範囲はBias右下のレンジ設定ボタンで0~+2V、0~+5V、-5~+5Vから選択可能です。

出力される電圧の形状はSTEPSでコントロール可能です。STEPSが12時の位置で通常のサンプル&ホールドのみを通した階段状のランダム電圧が出力されます。右に回していくと出力電圧がクォンタイズされ、右いっぱいでルートノート(整数ボルト)のみが出力されます。その間では中間的なスケール内ノートのみ通過し、スケールは電圧レンジボタンの長押しで設定可能です。STEPSが12時より左の位置になると、階段状の変化を滑らかにするスルーのかかった電圧になっていきます。

電圧レンジボタンを2秒長押しすることで、出力電圧のクォンタイズされるスケールを切り替え可能です。ボタンを2秒長押しした後、さらに何回か押すとLEDの色と点滅スピードが変わります:
  • 緑ゆっくり点滅: メジャー
  • 橙ゆっくり点滅: マイナー
  • 赤ゆっくり点滅: ペンタトニック
  • 緑早く点滅: ガムラン
  • 橙早く点滅: Raag Bhairav
  • 赤早く点滅: Raag Shree
これらのスケールは変更できます。Spreadにキーボード やシーケンサーからのピッチCV、X Sectionクロックにゲートを入力し、外部プロセッシングモードボタンを2秒押します。その状態で使いたい音階を入力していくとPachinkoはそれを解析し、現在選択しているスケールを上書きします。入力した音階の中で一番使用頻度が少ないものがStepsを真ん中から右に回していくとまず除外される音階となります。

X出力は、ランダム電圧ではなく外部入力電圧のサンプル&ホールドとしても使用できます。このためにはLengthの下のボタンを押して外部電圧使用モードにします。この時Spread CV入力がサンプル&ホールドされる外部電圧となります。この時も基本的に内部のランダム電圧使用時と変わらない動作をしますが、外部クロックをパッチしている時はそのままだとX1〜X3の出力が同じになってしまうため、この時はクロックのたびにサンプル&ホールドの出力がX1→X2→X3と移動していくシフトレジスターとして機能します。
 

Yセクション: スムースランダムソース

Y出力は、X2の1/16のレートで変化する、-5V〜5Vのスムースなランダム電圧です。Spread右下のXセクションモード切り替えボタンを押しながらRate,Spread,Bias,Stepsのノブを回すと、対応するパラメータをY出力に対して変更します
 

Deja Vuコントロール

tセクション、Xセクションのランダム性は、Deja Vuコントロールの影響を受けることが可能です。各セクションがDeja Vuコントロールの影響を受けるかはDeja Vuノブ両側のボタンで決定します。Deja Vuは、出力されるランダム電圧やランダムゲートにループ的な構造を混ぜるためのコントロールです。Deja VuがアサインされたtセクションやXセクションは、Deja Vuノブを真ん中にすることで出力にランダム性がなくなり、指定ステップ数分の直近のデータをLengthで指定した分だけループ再生します。Dejavuを左に回していくと出力が前のループから緩やかにランダムに変化していき、一番左の位置で過去のランダム値と相関のないランダムが出るようになります。 真ん中から右に回していくと、指定ステップ分の直近のデータからランダムにピックアップされたものが混ざって出力されるようになります。
 

Interface

 
マウスオーバーで各部の説明が表示されます  
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