Shakmat Modular Archer's Rig
Format: Eurorack
Width: 8HP
Depth: --mm
Current: 105mA@+12V, 45mA@-12V
Format: Eurorack
Width: 8HP
Depth: --mm
Current: 105mA@+12V, 45mA@-12V
Archer's Rigは多彩なデジタルノイズ生成アルゴリズムとフルアナログのシグナルプロセッシングを取り揃え、鋭く切れ味のあるハイハットや高音域のパーカッション音を生み出すドラムモジュールです。またシグナルプロセッサーとしても動作し、入力音をフィルター、ディストーション、VCAを含む多用途のアナログチェーンで処理することも可能です。
ランダマイザー、96のプリセットメモリ、およびSelect Busとの互換性を備えており、広範かつ個別の音色パレットを作成するための強力なツールとなっています。
Archer's Rigはデジタル/アナログのハイブリッドアーキテクチャを採用しています。デジタルセクションは、通常のVCOのように持続するノイズ音を発生しエフェクトをかけます。ノイズソースやエフェクトは様々なタイプを選択できます。デジタルセクションではまたアナログセクションにモジュレーション信号を送ります。アナログセクションは、VCA、マルチモードVCF、ディストーション、およびローカットフィルターの順番で構成されます。
Archer's Rigでは、デジタル部分のノイズソースやエフェクト、フィルターやゲインレベルなどの設定が可能です。設定方法は、Selectで設定項目を選び、+/-ボタンで項目の値を選択します。以下が各設定項目値についての説明です。
ノイズソース[SRC]
ノイズソースとして選択できるのは以下のリストです
ノイズエフェクト[FX]
ノイズエフェクトとして選択できるのは以下のリストです
フィルタータイプ[FILT]
マルチモードフィルターのフィルタータイプは、以下から選択可能です
フィルターレンジ[RNG]
アナログプロセッサーの最後段のローカットフィルターの設定と、マルチモードフィルターのレンジを設定します
ゲイン[GAIN]
ゲインを設定します。0-9の値ではクリーンな音量調節、A〜Jではディストーションがかかります
ベロシティ[VLCT]
Archer's Rigには、レベル/ゲインに作用するユニポーラーベロシティ入力があります。トリガー入力でトリガーを受信するたびに、ベロシティ入力で受信したCVをサンプリングします。これにより、モジュールはサンプル&ホールドを組み合わせたVCAとしての機能を持ちます。VLCT設定では、ベロシティ入力で0Vを受信したときの最小レベルを設定できます。ベロシティ入力はパッチされていない場合は5ボルトに内部結線されていることに注意してください。
Archer's Rigには、96のプリセットを保存できる不揮発性メモリがあります。プリセットには、選択したソースとエフェクトタイプ、フィルタータイプと範囲、ゲイン設定、アクセントレベル、およびすべてのランダマイズ量とノブ値(クローズドハットのディケイオプションを含む)が保存されます。また、ハイハットバンク、その他のパーカッションバンク、およびランダマイズされたパーカッシブサウンドバンクを特徴とする3つの工場出荷時プリセットバンク(A、B、C)が含まれています。
プリセットのロード
プリセットをロードするには、LOADボタンを押します(ボタンがオンになります)。SELECTボタンを使用してロードするバンクを選択し、ディスプレイと+/-ボタンを使用してスロットを選択します。各バンクには1からGまでの16スロットが利用可能です。スロットを閲覧する際、リストの最後に「r」と「i」の値が各バンクに表示されます。「r」プリセットをロードすると、操作準備が整ったランダムプリセットが生成されます。「i」プリセットをロードすると、すべてのパラメーターが初期状態に設定され、ゼロからサウンドデザインを開始できます。各スロットリストの最後の値はダッシュ「-」で、プリセットをロードせずにロードメニューを終了できます。
上記の操作をする際、LOADボタンを押しながら操作するとプリセット選択が確定せず、ロード前に音をプレビュー可能です。
プリセットのセーブ
プリセットを保存するには、SAVEボタンを押します(ボタンがオンになります)。メインメニューの6つのLED[E]とセレクトボタン[D]を使用して、プリセットを保存するバンクを選択し、ディスプレイと+/-ボタン[G]を使用してスロットを選択します。各バンクには1からGまでの16スロットが利用可能です。各スロットリストの最後の値はダッシュ「-」で、プリセットを保存せずにセーブメニューを終了できます。
オプションメニューでは、Select Busとリミッターオプションを有効または無効にすることができます。オプションメニューに入るには、SAVEボタンとLOADボタンを5秒間押し続けます。ディスプレイに「o」が表示されます。オプションメニューを終了するには、SELECTボタンを押します。
リミッターオプションは、エンベロープのホールドステージを短縮することで、実際のリミッターの効果をシミュレートし、よりパンチのあるハイハットを実現します。
Select Busの動作には3つのオプションがあります。LEDがオフの時は、Select Busはオフです。LEDがオンの時は、Select Busがオンになり、モジュールはアクティブバンク内の16プリセットの保存/読み込みメッセージを処理します。LEDが点滅の時は、Select Busがオンになり、モジュールはすべてのバンクにわたる96プリセットの保存/読み込みメッセージを処理します。
ファクトリーリセット
工場出荷時のプリセットと設定にリセットし、メモリをクリアするには、モジュラーシステムの電源を入れる際にクローズドハットディケイボタンを押し続けます。ディスプレイに「F」(ファクトリー)が表示されます。ロードボタンを押すとファクトリー状態かを確認できます。