Buchla & Tiptop Audio Quad Function Generator 281t

MUSICAL FEATURES

 Buchla & Tiptop Audio Quad Function Generator 281tはBuchla 281モジュールをユーロラック向けに移植した4チャンネルのファンクションジェネレーターモジュールです。

独立に動作可能な各チャンネルはスイッチで選択する以下の3モードのどれかで動作します。

• Transientモード: Trigに入力されたゲート信号がONになると同時に上昇をスタートさせ、上昇が終わるとすぐに下降を開始します。ADエンベロープとも呼ばれます。ゲート信号の長さは関係ありません。上昇にかかる時間をattackで、下降時間をdecayで設定します。レンジは1ミリ秒から10秒です。
• Sustainedモード: Transientモードと似ていますが、ゲート信号がONの間出力電圧は10Vでサステインされ、ゲートOFFになった瞬間に下降を始めます。ASRエンベロープとも呼ばれます。上昇にかかる時間をattackで、下降時間をdecayで設定します。レンジは1ミリ秒から10秒です。
• Cyclicモード: このモードではゲート信号によってエンベロープをローンチするのではなく、上昇と下降が繰り返されます。上昇にかかる時間をattackで、下降時間をdecayで設定します。レンジは1ミリ秒から10秒です。ゲートのON/OFFでCyclicモードのON/OFFを切り替える専用の入力も搭載しています。

attackとdecayは電圧でもコントロール可能です。どのモードでもDecayフェーズが終わった瞬間に、Pulse出力ジャックからパルスが出力されます。 

エンベロープAとB,またはCとDは独立に動くのではなく、位相を90ずらして同期して動くQuadratureモードでの動作も可能です(スイッチで切り替え)。Quadrature出力からはAとB(またはCとD)の信号をミックスして出力できますが、2つ目の信号の相対レベルをノブで調整可能です。