MIDI OUTS
入力されたMIDIの出力セクションです。金色の線で示すように、MIDI Aは内臓オシレーターのピッチCVとCOUNTOURのゲート入力に変換されます。MIDI Bがどのように出力されるかは設定によって変わります。"DETAILS"のMIDI設定の説明をご覧ください。
MIDI等の設定に使うボタンです。長押しによって設定(PGM)ページに入ります。その後PGM Aボタンを押すたびに設定項目(ページ)が変わります。ページ7が最後のページで、その際にPGM Aを押すと設定モードを抜けられます。またPGM AとPGM B両方の長押しで、アルペジエイターのON/OFFを切り替えます。
MIDI IN
MIDIの入力用ステレオミニジャックです。通常のDINタイプのMIDIケーブルからMIDIを送る場合、付属するDINからステレオミニへのMIDI変換ケーブルを使用してください。ステレオミニで出力されるMIDI機器とは、通常のステレオミニケーブルを使って接続が可能です
各種MIDI等の設定に使用します。PGM Aボタンを使って選択した設定項目の、値を切り替えて設定していくときにPGM Bボタンを押します。またPGM AとPGM B両方を押すと、アルペジエイターのON/OFFを切り替えます。MIDIノートがスタックしてしまったりしたトラブル時には、PGM Bボタンを長押しすることでクリアすることができます。またタップテンポボタンとしても使用します。
Tempo Input
テンポ入力ジャック。クロックやトリガー/ゲートシグナルを入力することでクロックやランダム電圧の切り替えタイミングを同期することができます。
Clock Output
0-Coastの同期イベント用のクロックを出力します。クロックは、上のTEMPO入力のタイミング、もしくはPGM Bボタンのタップ、またはMIDI クロックに同期します。
Stepped Random Voltage Output
クロックのタイミングごとにランダムに切り替わるランダム電圧を出力します。LEDウィンドウは出力電圧の大きさを示します
Voltage Math Inputs
Voltage Mathセクションへの入力です。左の入力電圧と、アッテインバータでの設定通りに反転や減衰された右の入力の合計電圧が下の出力ジャックから出力されます。
Attenuverter
上のジャックに入力されたシグナルの減衰や反転を行います。12時の位置で0となり、右に回すほど出力シグナルが大きくなります。左に回すと入力を反転したうえで、出力シグナルの大きさが大きくなっていきます。
また入力にパッチがされていない時は、つまみの位置に応じた一定電圧を出力されます。12時の位置で0ボルト、右に回していくとプラスの出力電圧値がだんだん大きくなり、回し切ると8ボルトとなります。左に回していくとマイナスの出力となり、回し切ると-8ボルトとなります。
Voltage Math Output
左側の入力電圧そのものと、右側の入力をアッテインバーターに通した電圧を合算して出力します。2つの出力からは同じ電圧が出力されます。LEDウィンドウは出力電圧の大きさと符合を表します
Oscillator Outputs
オシレーターの三角波及びスクエア波の出力ジャックです
Oscillator Pitch Control
オシレーターのピッチコントロールノブです。大きいノブが広い周波数レンジの設定、小さい軸上のノブが狭い周波数レンジの設定となります。金色の小さいトリマーは1V/Octコントロールがずれた時の調整用トリマーです。出荷時には調整されていますので、特に問題がない場合には触らないでください。
1V/Oct Input
オシレーターピッチの1V/Oct入力です。通常のCVゲートによる0-Coastのコントロールを行うには、シーケンサーのピッチCVをここにパッチしてください。
Linear FM Input
オシレーターピッチのCV入力と、そのCVの効きの強さをコントロールするアッテネータです。スケールが変わるため1V/Oct入力のように音階コントロールには向きませんが、繊細な周波数変調やFMシンセシスのためのモジュレーション入力として使用できます。
Overtone Control
オシレーターの波形を変え、倍音をコントロールするセクションの1段目、オーバートーンコントロールです。主に基音に近い周波数の波形を変形させます。下のノブは、Overtone CVの強さをコントロールするアッテネータです。
Multiply Control
オシレーターの波形を変え、倍音をコントロールするセクションの2段目、マルチプライコントロールです。高いオクターブの倍音まで付加することが可能です。下のノブは、Multiply CVの強さを符号も込みでコントロールするアッテインバータです。12時の位置で入力されているMultiply CVが効かなくなります。
Overdtone CV Input
Multiply CV
MultiplyコントロールのCV入力ジャック。何もパッチされていない時、SLOPEが内部結線されているので、これを効かせたくない時は、Multiply CVのアッテインバータを12時の位置にしてください。またはMultiply CVジャックにダミーケーブルをパッチして、内部結線を断ち切ってください。
Cycle Button
Slopeのサイクルボタン。これを押すと、SlopeがRISE(アタック)→FALL(ディケイ)を繰り返すようになり、LFOのようにして使うことができます。
Slope Shape Controls
RISEはSlopeエンベロープのアタック時間、FALLはディケイ時間をコントロールします。"LOG-EXP"ノブは、エンベロープの時間とともにカーブ形状を変えるノブです。中間の線のあるポイントで、エンベロープは直線になり、EXPやLOGではカーブが下や上に膨らんだ形になります。LEDウィンドウは出力エンベロープの電圧の強さを明るさで表示します
Time CV Input
RiseとFall両方を同時にモジュレーションするCV入力です。
Trigger Input
Slopeのトリガー入力です。トリガーやゲートシグナルを受けるとSlopeエンベロープがスタートします。
EOC Output
End Of Cycle出力。SLOPEのFallの終わった瞬間から、次のRISEが終わるまでONになるゲートシグナルを出力します。別の言い方をすると、Fallではない時間は常にONとなっているゲートシグナルを出力します。
Slope Output
Contour Shape Controls
Contourエンベロープのパラメータを設定します。Onsetはアタック時間、Sustainはサステインレベル、Decayはディケイ時間とリリース時間の両方のコントロールになります。"EXP"ノブはエンベロープのカーブ形状を変えるノブです
Decay CV Input
CONTOURエンベロープのディケイ時間をCVコントロールするジャックです。
Gate Input
CONTOURエンベロープのゲート入力ジャックです。ゲートシグナルを受けるとCONTOURエンベロープが立ち上がり、ONSET(アタック)→ディケイの段階を経た後、ゲートONが続く限りサステインします。ゲートがOFFになるとリリースを開始します。通常のCVゲートによる0-Coastのコントロールを行うには、シーケンサーのゲート出力をここにパッチしてください。
EON Output
End Of oNset出力。ONSET(アタック)の終わりから、リリースの終わりまでの間ONとなるゲートシグナルを出力します。別のエンベロープなので実際のタイミングは異なりますが、SLOPEエンベロープのEOC出力とは表と裏のようなタイミングの関係にあります。
Contour Output
Balance Channnel Input
バランスサーキットの左チャンネルへの入力です。パッチしていないとオシレーターの三角波が入力されており、下のノブで三角波と倍音付加されたオシレーター波形のミックスをします。
Balance CV Input
Balance Knob
左側と右側の波形のバランスコントロールノブです。デフォルトでは、オシレーターの三角波と倍音付加セクションを通過した波形のミックスを行います。
Dynamics Combo Knob
Dynamicsセクションでは、VCAと同様最終出力の音量を電圧コントロールしますが、その電圧コントロールの強さをコントロールするノブです。またDynamicsセクションは簡易でマイルドなフィルターの役目も果たすため、コントロール電圧が大きい程、音量が大きいだけではなく、音が明るくなります。
Line Out Section
0-Coastの最終出力ジャックと、音量をマニュアルでコントロールする軸状のノブです。ステレオミニケーブルを使用し、ミキサーやオーディオインターフェース、ヘッドホンなどへ出力してください。
Dynamics CV Input
DynamicsコントロールのCV入力です。Contourエンベロープが内部結線されている為、ここにパッチしていないとContourによってDynamicsがコントロールされます。
Dynamics Output
Dynamicsセクションを通過した最終出力となります。Line Out出力とは異なり、こちらはモノシグナルで、出力レベルもラインレベルより大きいモジュラーレベルでの固定ゲインで出力されます。ミキサーや録音機器、ヘッドホン等に送るにはLine Outを使用し、こちらのDynamics出力は再度モジュラーなどで加工したりエフェクトをかける際に使用してください。